かつての明朝時代と同様、中国における毛沢東主義者による弾圧は、膨大な数の華僑をアジアの経済活動に寄与させることになりました。
香港を経由して吐き出された数万人は結局サンフランシスコその他のアメリカの都市に流れてきました。
インドシナ半島における共産主義の勝利はアメリカで成功することになるボート・ピープルを生んでいます。
アメリカにおける移民、亡命者、寄留者、難民たちの勇ましい歴史のなかでも、カストロ以後の数十年にわたるマイアミのキューバ人の年代記はやはりユニークです。
その数とスピードにおいては、第一次世界大戦前の20年間にロシアからニューヨークに大挙して移住したユダヤ人には及びません。
しかし、このユダヤ人たちも市の人口の6分の1を超えることはなかったのにたいして、キューバ人はマイアミの人口の約半数を構成するにいたっているのです。
1960年以降マイアミを故郷とする60万近いカストロ政権からの亡命者は、さまざまな事業で飛躍をはかりました。
これほど一つの都市に集中し、このように速やかにそして見事にその都市を変革した移民グループはほかにはいません。
政府の計画や統制、財産没収と人権侵害、略奪的な税制と外国人迫害法などが与える最大の影響は・・・
その国の最も貴重な資源。
つまりその国の最も進取の気象に富み、創造性豊かな市民を国外に追いたて、その結果、他国の経済を豊かにすることです。